ストラテジックパートナーズ合同会社(山下剛税理士事務所)
【マネージメント①】日本語人材...

事例紹介Case

【マネージメント①】日本語人材への過度の依存

E社の駐在員は日本語以外話せません。従って、所内現地スタッフ、外部現地人とのコミュニケーションは、日本語を話せる現地スタッフを介して行っていました。現地人スタッフも複数となり、一層の内部管理が必要なのですが、なぜか駐在員の考えがスタッフにしっかり伝わらず、所内に不統一感があるように感じられます。

ある時、他社の駐在員が日本語スタッフと来所した際に、自社の日本語スタッフが駐在員の考えをしっかり伝えていない事が分かりました。また後日ですがクレームなど悪いことは報告されていないことも分かりました。

対策として

U国には日本語を話せる人材が多くいます。但し、レベルはバラバラで、面接は何とかこなしても、ビジネスでは対応できないことが多くあります。これは当人の性格の良し悪しではなく、ビジネス用語の理解不足や、日本語自体のスキル不足が原因の場合が多く、結果通訳としては機能しないことになります。日本人駐在員は現地語を話せないことが多いため、それに気づかないことが多く、日本語スタッフ以外の現地スタッフが意図的に反発しているよう感じてしまうことも多いようです。駐在員が日本語以外できない場合、少し高給になるかもしれませんが、レベルの高い日本語スタッフを採用し、信頼関係を継続的に築いていくことが重要かと思います。駐在員が現地語を話せるようになれば最良です。

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