【マネージメント③】業務上の叱責
G社のS国子会社は、販路拡大に向けた現地市場開拓を行っております。スタッフは3名おり、同様の業務にあたっています。当月より全体のパフォーマンス底上げに向けて各人の士気を鼓舞するため、パフォーマンスの優劣を皆の見える場所にグラフにして貼り出し、パフォーマンスの悪いスタッフには皆の前で指導するようにしました。
翌日より指導を受けたスタッフは業務をボイコットし、その後の数週間、以前よりも全体のパフォーマンスが落ちる結果となってしまいました。
対策として
海外ビジネスにおいて周人の中で叱責することは厳禁です。現地でも大きな反感を買い、業務ボイコットなどに繋がることが多々あります。そのようなスタッフは解雇すればよいと考える方もいらっしゃいますが、G社はS国では外資企業、労働法は、自国民の保護に主眼を置いており、解雇した場合に法的制裁を受けるのはG社になります。
継続的なパフォーマンスを考えるのであれば、このようなことは避けるべきと考えます。